昨今の日本において、IT化の加速は急務となっている。それは世界的なIT化の流れに取り残されないように、という意図もあるが、新型コロナウイルスによって、テレワークの有用性や必要性が広く認識されたということも大きい。
そんな時代において、若い世代のエンジニアがIT業界で活躍することが期待されている。
しかし、エンジニアと一言でまとめても、細かく見ればいくつかの種別がある。では、その中で今後需要が高まる職種にはどのようなものがあるだろうか。
まず、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、セキュリティエンジニアといった職種である。一から順に、効率の良いネットワーク環境の構築・保守・運用を担う者、サーバーの設計・構築・運用・保守を担う者、そしてネットワーク環境やハードウェア・ソフトウェアのセキュリティを担う者だが、これらは今まさに稼働しているIT環境の根幹を担う職種となる。
そのため、今後も需要が減少することはまずなく、むしろさらに効率の良い運用方法を見出すことが必要とされるだろう。
この他には、IoTやAIといった近年の流行をとらえたエンジニアは活躍が期待できる。IoTは「モノのインターネット化」を指し、既存の家具家電などに新しくネットワーク環境を提供することで、さらなる機能向上を目指すものだ。
一方で、AIは人口知能とも呼ばれ、人間にはできない柔軟かつ高速な思考で生活をサポートすることができるだろう。
これらについての知識を備えるエンジニアのみならず、社会の課題を理解し、トレンドを素早く捉えるエンジニアは、今後の日本の発展に向けてますます需要が増えるだろう。